治験の流れ・CRCの業務

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治験の流れ・CRCの業務

CRCとは?

CRCとは、Clinical Research Coordinatorの略で、「臨床研究(治験)コーディネーター」とも呼ばれています。

治験担当医師の指示のもと、治験が安全で円滑に行われるように患者さんや各種関係者の調整役を担います。
また、治験に参加される患者さんに寄り添い、安心して治験にご参加いただけるようサポートします。
 
 

治験の流れとCRCの業務


治験の参加から終了まで、CRCが治験に参加された患者さんをサポートします。
 

治験参加

治験担当医師から治験の説明を行う際にCRCも同席します。
CRCからも補助説明を行います。
分からないことがあれば、なんでも聞いてください。

治験薬投与

①患者さんの来院
  • 治験に必要な採血等の検査を行います。
    副作用等の早期対応のため、通常よりも多くの検査を受けていただくことがあります。
  • CRCが体調の確認や、治験薬の服薬状況の確認を行います。
②医師の診察
  • 検査結果をもとに治験担当医師が診察を行います。
  • CRCは診察に同席し、患者さんの体調について情報共有します。
  • 治験薬の処方や、治験スケジュールに合わせた次回来院の予約をとります。
③治験薬の準備
  • 治験薬は治験担当の薬剤師が管理しています。
④治験薬の投与
  • 投与中に患者さんに体調の変化がないか確認を行います。
⑤治験薬の投与後
  • 投与後に体調の変化がないことを確認します。
  • 患者さんへ次回の来院スケジュールを説明します。
⑥帰宅後
  • 体調がすぐれない場合や、来院スケジュールの変更希望がある場合はCRCまでご連絡ください。
    治験担当医師への報告や受診の手続き、スケジュール調整を行います。

治験終了後

治験薬の投与が終了した後も、安全性を確認するための検査があります。
治験ごとにスケジュールが異なりますので、CRCが説明をします。



 

その他のCRCの業務

治験開始前の準備

治験が開始される前に、治験担当医師や治験依頼者、病院内の各部門(薬剤部、放射線部、検査部、病理部、病棟、通院治療室)と事前に打ち合わせや説明会を行い、治験が安全に行われるよう準備しています。

治験実施中

症例報告書の作成
患者さんから頂いた情報は、治験のための貴重なデータです。
治験担当医師が治験に必要なデータを症例報告書としてまとめます。
CRCは症例報告書作成のサポートを行います。
モニタリング
治験が計画書通り適切に行われているかどうか、
治験参加中~終了後まで治験依頼者によるモニタリングを受けます。
CRCは問い合わせ等の対応を行います。